MR(Medical Representatives)は、医薬品メーカーの「医薬情報担当者」のことで、病院などの医師に医薬品を紹介して販売する医薬品メーカーの営業部門に属する人のこと。(引用:http://www.mag2.com/p/news/122934

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MRと薬説

薬剤師の働き方の一つの種類として、MRがあります。MRは医薬品のスペシャリストで、主に新薬を医師に使ってもらうように薬の売り込みをします。

この営業の際に用意される、プチ高級弁当。(参考:薬品説明会でMRから提供される弁当の平均価格は2000円程度?

何も考えなければ「あぁ、美味しいな~モグモグ。」で終わってしまうのですが、少し考えると、とある問題が浮上してきます。

 

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薬説にはお金が掛かる

薬の営業の流れは、病院や医師にアポイントを取って、売りたい薬のプレゼンをMRがします。(薬の効能、自社の薬の良さ、副作用など)

これをこの業界では「薬説(やくせつ)」と呼ぶことが多く、”薬品説明会”の略だと思います。

その際基本的に、参加者一人に対して、【弁当+飲み物+自社名or自社薬剤名の入った3色ボールペン+A4メモ用紙や付箋など】が提供されます。結構お金がかかっているのです。なので話は変わりますが、医師は薬名の入ったボールペンを沢山持っています。

 

薬説の費用は何処に?

今は薬説のお弁当が主ですが、昔は高級レストランやゴルフ接待など、結構いろいろあったようです。

参考外部リンク:
医師と製薬会社の適切な関係って?
製薬会社の「接待」規制、その後も抜け道だらけという実情
MRの仕事-MRの接待

接待が規制されたにせよ、薬説は存在します。

薬が売れるか売れないかで、その製薬会社の利益は大幅に変わってきます。特に抗癌剤はかなり高い薬価であり、需要もあり、製薬会社がかなり力を入れて開発している分野です。なので、MRは何としても売れるように努力します。(それが仕事)

勿論努力する方向は薬の検証やプレゼンテーションに関してですが、昔は接待方向にもお金をかけていた、という訳です。

 

MR「先生、美味しいレストラン行きましょうよ。ゴルフ接待させて下さいよ。今度薬の説明させて下さい、美味しいお弁当持って行きますよ。是非、自社の薬を使って下さい!」

医師「おう、そうかそうか、是非使わせてもらうよ、ガハハハ。もぐもぐ。」

(※昔の医師とMRの関係を勝手に妄想)

 

結局これらの営業に必要なコストの増大は、製薬会社が利益を得る為には、医薬品自体の価格の上昇に繋がります。

そしてそれは、薬を使う患者の負担と保険分に関しては医療費として借金として貯まり、究極的には国民の負担となる訳です。

基本的に患者は1~3割負担なので、負担額は大きくはなるものの割合としては低いです。残りの7割が医療費として扱われる訳で、これが国の借金となり、結局は国民の負担になる、ということです。

 

つまり、超・簡略的に述べると

薬説で出る高給弁当=国民の負担

となる訳ですね。

 

勿論経済の流れ的にこのような形になるものは多々あると思います。

しかしこういう点も分かっていれば、薬説に臨む態度も少し変わるのではないかなって思います。

別に薬説に弁当が必須かというとそんなことはないですが、現在はそういう風習になっていて、医師も薬説は弁当が出るものだと思い込んでいます。

多くの医者が学生時代からこの習慣を体験するので、”MR=薬の営業マン”、”薬説=美味しい弁当頂きながら薬の勉強”という認識が定着してしまっているのです。

 

感謝して頂きます。

私がここで何を言おうと、薬説に出たらまず美味しい弁当は出てきます。

まぁ当たり前ですが、食べます。

美味しそうなお弁当だったら、「やった~!」と心は踊ると思います。

しかし、お金の流れなど理解した上で感謝して頂くのと、薬の説明会というイベントに対ししっかり臨み、薬の理解を深め、意見交換するなど有意義な時間として過ごすことが、自分に出来る一番良いことかなって思います。

もちろん多くの医師は話しっかり聞いていますけどね。改めて違う点からも薬説について考えてみました。

 

広い視野を持って生きていこう。

 

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まとめ

薬説のお弁当代は超究極的には国民が負担しているのですよ。