薬の情報は「薬剤名+インタビューフォーム」でweb検索しよう


薬剤を検索するとき、薬剤名のみだと一般向けのサイトや、各製薬会社のページ、情報量の非常に乏しくて偏ったキュレーションサイトなどが表示されます。

医療者向けの一番情報量が多いページは、インタビューフォームです。

作用機序・薬剤の構造・用法・用量・副作用など薬に関して詳しく知りたいときは「薬剤名+インタビューフォーム」で検索しましょう。

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添付文書

「薬剤名+添付文書」とweb検索すると、その薬剤に関する製薬会社からの添付文書が表示されます。

これでも十分な情報量が書かれていますが、添付する文書なので、ある程度の情報は省略されています。

薬剤に関して製薬会社からのあらゆる情報を知りたいときは、インタビューフォームがオススメです。

インタビューフォーム

「医薬品インタビューフォームまたはインタビューフォーム(略称IF)とは、処方箋医薬品の添付文書では不十分な情報を補うために企業から提供される総合的な情報提供書である。」(wikipediaより)

つまり情報量としては、添付文書<インタビューフォームとなります。

実際高血圧の薬のアムロジピン(®アムロジン)をそれぞれで調べてみたら、添付文書だと6ページ(→アムロジン 添付文書)、インタビューフォームだと52ページ(→アムロジン インタビューフォーム)の情報量の差があります。

薬一つ調べるのに52ページ分も読むかと言われると、毎回そんなには読んでられないですが(笑)、より詳しく情報を調べたいときはインタビューフォームがよいですね。

情報を簡便に知りたいときは

”おくすり110番”のページがオススメです。(→アムロジピン おくすり110番:薬事典版

薬剤名のみで検索すると、たいてい上位表示されるサイトです。

ページ上部にジェネリック薬名、薬の作用の仕方のタイプ(作用機序)も記載されており、どんな薬かパッと知りたいときには便利です。一般の方にも読みやすいページです。

製薬会社も知らない情報は

論文に載っていたり、医師の経験知識にあります。

実際に患者に処方して、患者の変化を見て、経験的に知り得る情報は医師が持っています。

ただしそれだと不確定な経験知識でしかなく、そういう情報を統計して、論文に出している人もいます。

論文に通っていればある程度科学的で参考にできる内容です。(実際の内容はしっかり読んで下さいね)

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まとめ

  • 一番詳しい情報は”インタビューフォーム”
  • ただし”添付文書”でも十分な情報は載っている
  • ささっと知りたいときは”おくすり110番”
  • それ以外の情報は医師に聞くか論文で検索を
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5 Responses to “薬の情報は「薬剤名+インタビューフォーム」でweb検索しよう”

  1. 薬学生 より:

    ちょっと待ってください。

    薬理系の研究室の配属員から一つ言わせてください。

    メーカのいうことが全て正しいとは限りません、といいますか、インタビューフォームを見られるのなら、物理化学など、性質を見るだけにとどめておいてください。

    メーカの言いたい放題を本当のことなんだと感じてしまう危険性をはらんでいると言えますから。

    それをみるなら、審査報告書であるといっておきます。

    • ksk より:

      コメントありがとうございます。
      勿論それは承知です。自社の製品に優位な統計結果などが出れば載せますからね。薬説では医師からツッコまれてますが。
      ただ参考程度に見る医者は多いと思いますし、そこまで信用ならないものだとは思わないのですが、そうまで言う理由って何かあるんですか?
      審査報告書はあまり見たことがなかったのですが、読みやすくはないですね。
      エビデンスレベルの違いとかあるんでしょうが、その違いを教えて頂ければ幸いです。

  2. 薬学生 より:

    なぜ、企業側が信用ならないのかといいますと、それは、毒性試験の項を見られるとわかります。(現在の抗体医薬品の件で言います)

    一度読まれたことが、あるということなので、審査報告書に書かれている企業側の説明のほとんどを、PMDAが却下しているのはお分かりですか。

    そもそも、審査報告書は、機構(PMDA)の考えと、企業側の回答という二部構成になっています。

    読みにくいというのは、たぶんですが、読みなれていないことが考えられますので再度読み込まれることをお勧めします。

    話がそれましたが、試験も何もしていないにも関わらずに、なぜ、、安全性を語れるのか…おかしいと思いませんか。

    エビデンスレベルももちろんあると思いますが、企業側の好き勝手にいっている
    というしかないですよね。

    他にもあります、私が実習中に、薬説に参加させてもらったことがあったのですが、その時に、使用対象の患者さんについて、私が説明を求めたとき、注意事項の繰り返しとも取れる回答を受けました。

    正直言うと、男性より、女性のほうが尿路感染症になるリスクは大きくなります。糖尿病で使うSGLT2阻害薬はその危険性を一気にあげる可能性を秘めて
    います。そのため、私は、女性の使用は避けるのがいいのかと聞いたのですが、その方は、そういうリスクがあるという注意事項の繰り返しを言ってきたので、私が聞いた質問には答えていないと判断しました。

    そういうことがあったので、正直なところ、審査報告書の特に毒性の項の企業側の説明を見ても、あれを正しいとはとても思えません。

    かなり話がそれましたが、企業側の言い分は気を付けないといけない部分があるということを言いたかったので言わしていただきました。

  3. 薬学生 より:

    補足です。
    これは研究室の上司(教授)の考えですが、先生曰く、企業側は、自分たちのいいような感じのことしか言わないということです。

    それだけではなく、審査報告書を読まれるとわかりますが、試験をしていないにも関わらずいい加減なことを言っているのが散見されます。

    実際に、試験したうえでの推察(これも信用できるのかと言われても首を縦にはふれませんが…)であるならば、まだわかりえます。

    しかし、このような試験をせずに、不明ですが、知見がないので安全だと思いますなんて、何を言っているんだということになりますね。

    そういうことが原因として、企業側が信用ならない理由であるということも、付け加えておきます。

    • ksk より:

      ご意見有難うございます。ちょっと偏った意見のような気もしますね。
      まず薬が認可されるまでの流れを考えると、試験は何度もされているはずですし、効能・副作用などに関しても、治験でのデータから分析されていると思います。
      質問に関して解答が的外れだったのは、ピンポイントでその点に関する試験はしていなかったのでしょうね。もしくはデータをまとめていなかったか、その人が把握していなかったか。
      確かに製薬会社は薬を使ってもらうために自社製品の良い点を主に説明しますけど、こちらも全てを鵜呑みにしている訳ではないです。
      そしてインタビューフォームは単に情報量が多いので、情報を取捨選択する上でも使いやすいって話です。

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