白い巨塔みたいな医師の大名行列、教授回診は本当に存在するのか?

よく聞かれます。答えは・・・

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教授回診は、ある。

あります。教授回診は、あります!

 

今の時代、面倒だからと言って行わないところもありますが、結構な割合で存在します。教授が存在するのは大学病院なので、教授回診というなら大学病院に限ります。市中病院でも、院長が回診する、院長回診をやるところもあります。頻度は週に1度。全体のカンファレンスなどがある日にやることが多いです。

 

教授回診の流れ

教授がテクテク歩いて病室を回るので、その病室の患者の担当医は部屋の前に先に待機していて、教授が部屋の前に来たら簡単に患者の説明をします。(凡そ10秒以内) それを把握した上で入室し、教授が「調子はいかがですか!」と話しかけ、簡単に話しを聞いたり、簡単に診察したりします。

教授と一緒に担当医は入室し、患者と一番近いところにいます。担当医でない他の医師達は、教授のあとにゾロゾロ続く感じです。これが大名行列っぽいんですかね。部屋が広ければみんな続いて病室に入っていきますが、狭かったりすると外で待機しています。

あとは同じことをひたすら、科内の患者全員を診るまで繰り返します。

以上。

 

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教授回診の意義

患者側の面

教授に診てもらえる、教授とお話できる、ということで嬉しい気持ちになる。

一方、患者一人にかける時間は短く、ただの儀式化している面もあるので、面倒に感じる患者もいます。あとは”教授”という、言ってしまえばその医師集団の中で一番偉い人になる訳で、厳かな感じがして嫌がる人もいます。教授の性格に依りますが、フレンドリーな感じの教授の回診では楽しそうに話す患者もいます。

 

教授側の面

週に1度でもすべての患者に会っておくことで、自分の存在をアピールできる。

教授が入院患者を受け持つことは基本的にないです。それ以外の仕事がたくさんあるからです。週に1回回診するだけで何十人もいる患者を全員を細かいところまで把握することはまず無理です。患者のことを把握するためというよりも、自分の存在を知らしめる意味が強いと思いますね。

 

他の医者からの面

特に利点はない。だるいだけ。自分の仕事が後回しになる。

回診だけで一時間近くはかかります。多くの場合、前後にカンファレンスなどがあり、科に依りますが計2時間近くは取られます。回診の際、たまに教授が治療方針などに関して自分の考えを述べることもあり、そういうときは有難く参考にさせて頂きます。

 

学生からの面

教えてくれることが多いので勉強になる。

大学病院なので実習に来ている学生がいることも多々あります。どの科に行くこともできる学生が沢山回ってくる訳ですから、少しでもその科に興味を持ってもらおうと、医学的なことをいろいろ教えてくれたりします。なので、学生からすると勉強になることも多いです。

 

教授回診の質も、本当に教授に依りけりです。しっかり対面してお話聞いたうえでちゃんと聴診などして、治療方針など関して簡単に考えを述べる人もいる一方、3秒くらいの聴診で「ハイ、大丈夫ですね、お大事にして下さい」っていうただの儀式として行っている人もいます。明らかに、その数秒で何がわかるの?っていう診察する人もいますね。そこに教授の人としての質が出てきます。

まぁどちらにしても、他の医師からしたら基本、時間のかかるイベントなので、好む人は少ないと思います。好む人がいるとしたら、教授から好かれたいと思っている医師ですかね。周りがだるそうにやるので(表には出しませんが)、ハキハキ活発になって好印象を付ける、という目論見ですかね。

 

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まとめ

  • 教授回診はある
  • 教授回診の意義は、嬉しく思う患者がいる、教授が自分の存在をアピールできる
  • 儀式化しているだけの無意味なものが多い

 

いきなり医者がゾロゾロやってきて、何も知らないと患者さんはかなりびっくりします。

「これから教授回診でいっぱい医師が来ますよ」と事前に伝えておくのが優しさです。

 

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