胸部の読影の勉強用に読んだお勧めの本

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「新胸部画像診断の勘ドコロ」

上の先生から勧められていたため、購入。 ちょっと前に呼吸器内科を周っていたため、少し知識もあり、更に定着させようって意味で最初に胸部を買いました。 内容としては、 

  1. 胸部単純X線写真のこと(90頁)
  2. 胸部CTのこと(50頁) 
  3. 各病気における画像診断(290頁) 
  4. 心臓CTのこと(30頁) 
  5. 心臓MRIのこと(20頁) 
  6. PETのこと(15頁) 
  7. 画像診断に役立つ検査データのこと(10頁) 

が大きな章としてあり、計500頁程度から成っています。

1.の、「胸部単純X線写真」だけでも、

  • 科学技術的な内容(撮影システム、被ばく、単位)
  • 読影の基礎(正常構造:気道、肺門部血管、葉間胸膜、骨格、縦隔、横隔膜…etc)
  • 紛らわしい像(乳頭、骨棘、肋骨肋軟骨部骨化、食道裂孔ヘルニア…etc)
  • 基本所見やサイン(air bronchogram、silhouette sign、孤立陰影の呼称…etc)
  • 無気肺(原因、所見、各葉毎の所見)
  • ポータブル写真(位置付け、特徴、胸水、気胸…etc)

のsub chapterから成り、更にそれぞれにsub chapterの中では括弧に書いたようなことが沢山書いてあるので、かなりボリュームがある。また、基礎から解りやすく書いてあるため、研修医にとってもとても勉強になります。

あとは、CXR、胸部CTだけかと思ったら、心臓CTや心臓MRIのことまで書いてありますね。胸部はこれ1冊に全てまとめましたって感じです。

 

繰り返しになる部分もありますが、買ってみて良かった点とかまとめてみました。

 

買ってみて良かった点

  • CTだけでなく、胸部レントゲンの読影も十分に書いてある。更には心臓やPETのことまで。胸部全体がしっかりまとまっている。
  • 一番目の当たりにする機会が多いレントゲンに関して、基礎の所見や見方からしっかり書いてあり、研修医にとって十分に勉強になる。
  • 全体としてとてもよくまとまっている。chapter毎にしっかり分かれていてわかりやすい。
  • 疾患毎chapterでも、読影だけでなく分類や背景もしっかり書かれている。(IPの分類や肺がんのstage分類、リンパ節部位など)
  • レントゲンとCT画像が同時に並べられていることが多く、わかりやすい。

基礎の内容、正常構造(リンパ節の位置など)なども書いてあり、知識のない人が見ても解りやすく勉強になる。

 

そうでもないかな~という点

  • 細かいところはかなり細かい。例えば、CTで気管支の走行を完全に追えるようにしよう、とか。胸部CTで疾患毎に細かく所見が書いてあり、勿論必要なことではあるが、ここまで必要なのって呼吸器内科専門医か放射線科読影専門医ぐらいじゃないかなって思うところはある。ただし辞書的に活用すれば問題ないと思う。
  • 分量がかなり多い。重たいですw

 

1年目のときに呼吸器内科周っていたため、ある程度のなんとなく覚えている知識があったため、この本読んでいるときは「あ、これも書いてあるんだ」っていうのが多かったですね。

amazonの口コミ見ても、数は少ないですが良いコメントが書いてあります。

 

値段はどこも見ましたが、税込み9720円です。安くなっているところは特にありませんでした。

新胸部画像診断の勘ドコロ
価格:9720円(税込、送料別)

 

 

なので、買うならamazonでササッと買うか、楽天でポイント加算が多いところにするか、職員割引とかのある近場の医学書店で買うのが良いんじゃないでしょうか。ちなみに私は上のリンクから買いました。(買ったタイミングでは楽天ポイントが15倍だったため実質15%引き。新品の割に少しカバーが汚かったけど許容範囲内)

 

放射線科上級医のススメという点、口コミもいいという点、実際に買ってみて少なくとも私にとってはとてもわかりやすかったという点から、この本を、胸部読影を学ぶ上ではお勧めします。 

胸部読影はこれ一冊あればまず問題ないと思います。

あとは画像を読む機会を増やして練習するだけ。

 

あまりに良かったため、このシリーズの他の部位の本も買いましたw 頭部と腹部です。頭部読んでいますけど、こっちはう~ん・・・って感じですね。また後日ある程度読んだら紹介します。